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2021.4.7

自分にあったキッチン収納のサイズ

こんにちは。

岩手県北上市在住の

整理収納アドバイザー金田玲子です。

片付けが苦手だった自身が

整理収納を学び、

キッチン収納を見直したことで、

時短・家事効率UP・家事楽につながった、

という経験を元に、

そのポイントをお伝えしております。

 

今回のテーマは

「自分にあったキッチン収納のサイズ」です。

 

皆さんはご自身のキッチン収納の

幅や高さなどを測ったことはありますか?

自分にあったキッチン収納の

サイズを知っておくことが、

使いやすいキッチン収納への近道。

チェックしてみましょう。

 

1、キッチン本体の「幅」

キッチン本体の幅(間口)は、

狭すぎると作業スペースの確保が難しく、

食材やボウルを複数置けないなど

作業効率が下がります。

逆に広すぎると横移動が増える

=歩数が増えて動線の無駄が

出やすくなります。

キッチンのサイズは一般的に

間口165cm~300cm程度から

15cm刻みなどで選べますが、

間口255cm(=2,550mm)程度の

サイズが選ばれることが多いようです。

事実、我が家もまさにこのサイズです。(笑)

 


 

夫婦2人暮らしで普段の調理は

ほぼ私が一人で行う我が家には、

この幅がちょうどあっていました。

我が家のキッチンは

・壁からIHクッキングヒーターまで15cm

・IHクッキングヒーターの幅60cm

・作業スペース50cm

・シンク80cm

・水切りスペース50cm

の幅で作られています。

 


 

キッチンを検討する時に

作業工程や利き手なども考慮して

配置も決定しました。

作業スペースが50cmですと

狭く見えるかもしれませんが、

食材を切るなど下準備の工程では、

平らなIHクッキングヒーターと

カウンター部分も活用できますので十分です。

 

反対に、夫婦2人でよくお料理をする場合は、

もう少しスペース確保が

必要かもしれませんね。

なお、このサイズですと、

身長157cmの私は

キッチンの端から端まで歩くと5歩かかります。

料理での動線短縮には

「使う場所に使う物を置く」のが必須です。

 


 

幅が広くなれば

当然下のキッチン収納部分も広くなり

収納量も上がりますが、

動線は長くなります。

私の場合はこのサイズであふれることなく、

適材適所の配置が十分可能でした。

必要な収納量と動線(歩数)の

バランスが大切です。

岩手にお住まいの皆さんの

キッチン収納はいかがでしょうか。

 

 

2、キッチンの「通路幅」

 


 

体格によって違いますが、

一般的に人が正面を向いて

無理なく通れる幅は60cm程度。

横向きでの幅は45cm程度

必要と言われています。

つまり、キッチンで作業をしている人の

後ろをスムーズに通るには100cm程度は

必要ということです。

 

ご夫婦でお料理をする、

あるいはキッチンスペースが

洗面所への通路にもなっているなど、

2人以上での使用や移動が多い場合は

通路幅をしっかり確保したいですね。

ただ、逆に広すぎると

調理中に食器が取りづらくなる、

電子レンジが遠くなるなど

やはり動線の無駄につながります。

ちなみに我が家の通路幅は100cmです。

調理中に夫がお風呂への出入りで

私の背面を必ず通りますし、

夫が食器の片付けをしている後ろを

私が通ることもありますが

支障はありません。

 


 

一方で、調理中に振り返って

食器棚から食器を取り出すときに

私は1歩で取れますので負担も感じず、

我が家にはちょうどよい通路幅です。

でもこれは私と夫の体格、

作業工程、食器棚の形状などから

ちょうどよかった、ということ。

ご家庭によって適したサイズはもちろん違います。

もし今のキッチンで「狭い・遠い」を

感じることがあれば

幅の見直しサインですよ!

 

3、高さ

キッチン収納でも、腰高から目線までの高さは

出し入れがしやすいので、

よく使う物を置きましょう、

と以前もお伝えしました。

<<過去の記事はこちら>>

 

ご自身の目線の高さはおよそ

「身長×0.9」で算出できます。

身長157cmの私は

目線の高さが約141cmです。

そのためキッチン収納で

これより高い位置の

奥の方は見えづらくなります。

また、人が腕を上げて収納に手が届く高さは

およそ「身長×1.2」までの高さ。

157cmなら約188cmまでです。

食器棚でも取り出せるのはその程度の高さまで。

それ以上は踏み台が必要になります。

 


 

ご自身のサイズを知っておくと、

例えばキッチン収納の中でも

食器棚を買い替えたい、

という時にも参考になりますよ。

最後に、キッチン本体の高さです。

 


 

高さが高すぎると食材が切りにくい、

調理のしにくさにつながり、

逆に低すぎると食器を洗う時など

かがむ姿勢が増えます。

ご自身に適したキッチンの高さは

「身長÷2+5cm」で算出できます。

157cmだと83.5cmです。

我が家の場合は身長165cmの夫も

手伝ってくれますので、

キッチンの高さは85cmです。

合わない高さは身体的負荷につながります。

ぜひ計算して合っているか

測ってみましょう。

 


 

毎日使うキッチン収納だからこそ、

ご自身が使いやすい=ご自身にあったサイズが大事。

あっていなかったらリフォームのサイン!

岩手にお住まいの方は

ぜひ陽だまり工房さんに

相談してみてくださいね♪


私がこの記事を書きました!
金田玲子

金田玲子氏

東京都出身。結婚と同時に夫の故郷、岩手県北上市に移住。
元々片付けが大の苦手で、暮らしにくさが日々倍増したことから、整理収納アドバイザー講座を受講。
その経験をもとに2011年、岩手県初の整理収納コンサルティングstyle-Rを立ち上げる。
各講座やご自宅にお伺いするサポート等を通し、県内でこれまでのべ5,000名以上に「誰でもすぐできる整理収納」をお伝えしている。

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