COLUMN
お役立ちコラム

"ウサギボタニカ"
シェフ

福士 雅巳
(盛岡市)

整理収納
コンサルタント

金田 玲子
(北上市)
収納

2021.3.8

キッチン収納と災害対策

こんにちは。

岩手県北上市在住の

整理収納アドバイザー金田玲子です。

片付けが苦手だった自身が

整理収納を学び、

キッチン収納を見直したことで、

時短・家事効率UP・家事楽につながった、

という経験を元に、

そのポイントをお伝えしております。

今回のテーマは

「キッチン収納と災害対策」です。

 

東日本大震災から10年。

私を含め、特に岩手県に

お住まいの皆様にとっては、

様々な思いがあるかと思います。

私も10年前のあの日、

そしてそこから数ヶ月の暮らしは

鮮明に覚えています。

 

振り返ると、

特にキッチン収納は

日頃からの対策と整理収納が重要

と改めて感じています。

あの時大きな揺れが収まった後、

外出先から当時住んでいた家に

慌てて戻った私が、

1番衝撃を受けたのが

キッチン収納でした。

 


 

置いていた食器棚が、

幸い倒れてはいないものの

前に50センチほど移動していました。

どうしたらこうなるのか

見当がつかずただ驚くばかり。

と同時に、岩手県内でも

強い余震が続いていましたので、

いつまた動くか倒れるか

と不安になりました。

一方で、恐る恐る中を確認すると、

食器は1つも割れていません。

もう頭の中が「?」だらけです。

でも吊戸棚やシンク下など

キッチン収納のすべてを確認しましたが、

幸い破損したものは

1つもありませんでした。

この状況は揺れの大きさなどで

たまたま被害が最小限で済んだ

ということもあると思います。

ただ、キッチン収納で

「物が破損していない」というのは

3つの大きなメリットにつながりました。

 

1つ目は怪我の防止

キッチン収納というのは、

食器などの破損

食器棚や冷蔵庫の転倒

家電の落下などから、

特に怪我につながりやすいスペースです。

そのどれもなかったことで

怪我の心配はなくなりました。

 


 

2つ目は片付けが比較的簡単だったこと

この食器棚は夫と協力して

なんとか戻しました。

でもそれがすぐできたのも、

床にガラスなどが

散乱していなかったから。

食器棚を戻したら

ほぼ元のキッチン収納に戻りました。

 


 

3つ目はそれによりご飯が食べられたこと

キッチンをすぐに使うことができ、

冷蔵庫も倒れなかったからこそ、

中の食材を使うことができました。

災害時は少しでも

できることを増やせるように

事前に対策することが必須

と実感しました。

そんな経験を元に

キッチン収納での対策ポイントを

3つお伝えします。

 


 

①物の整理

私の場合は、食器を整理し、

食器棚に無理に詰め込んだり

積み重ねたりしていなかったのも、

被害減につながったのでは

と思っています。

これを機に、何年も使っていない、

今後も使う機会がない食器は

整理してみるのもおすすめです。

割れていなくても、

使わないのであれば

食器としての役割は

終わったということ。

手放していいものです。

それが降ってきて

怪我をするリスクと天秤にかけて

どちらをとるか考えてみましょう。

 

②倒れない・落ちない・

飛ばない対策

置き型の食器棚、

冷蔵庫などの転倒防止は、

避難経路の確保にもつながります。

 


 

対策アイテムには

天井との突っ張り式もありますが、

ねじ止めや貼るタイプもあります。

各ご家庭のキッチン収納環境によって

使えるアイテムは違います。

まずはどんなアイテムがあるのか

調べてみるのも大きな1歩です。

 


 

食器棚は棚板に滑り止めシートを

敷くだけでなく、

小鉢など重ねて倒れやすいものは

かごに入れて収納するのも

リスク減につながります。

なお、扉や引き出しには、

揺れを感じるとロックがかかる、

いわゆる「耐震ラッチ」「耐震ロック」を

つけておくと安心ですね。

これも岩手県内のホームセンターなどで

様々な商品が売られています。

 


 

大きな地震の際には、

キッチン収納内でも

「出ている物は飛んでくる」

可能性があります。

コンロ周りに調味料を並べたり、

フライパン・ハサミなどの調理器具を

吊り下げ収納していると

それが凶器と化すことも。

この機会にキッチン収納を見直し、

できるだけ扉付きスペースや

引きだしに収納位置を

変えるのもおすすめです。

 

③ローリングストック

これは、日頃使っている食品類を、

備蓄分を考え少し多めにストックする。

そしてそのストックを普段から消費し、

「使ったら買って補充する」

を繰り返すことで、常に一定数の

且つ新鮮な備蓄を確保する、

という方法です。

 


 

私も水、缶詰、乾麺、

インスタント食品などは

災害時を考えて常に多めに

キッチン収納にストックしています。

維持するポイントは

・先入れ先出し(古いものから消費)

できるよう、同じ食品を期限順に並べて収納

・使ったときにその分すぐに買い足すこと

災害という不安な時こそ、

いつも食べている食品を

口にできるだけでホッとできます。

岩手に住んでいるからこそ

10年を機に改めて減災、

安心につながるキッチン収納へ。

見直していきたいですね。


私がこの記事を書きました!
金田玲子

金田玲子

東京都出身。結婚と同時に夫の故郷、岩手県北上市に移住。
元々片付けが大の苦手で、暮らしにくさが日々倍増したことから、整理収納アドバイザー講座を受講。
その経験をもとに2011年、岩手県初の整理収納コンサルティングstyle-Rを立ち上げる。
各講座やご自宅にお伺いするサポート等を通し、県内でこれまでのべ5,000名以上に「誰でもすぐできる整理収納」をお伝えしている。

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