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2024.10.10
調理器具の整理整頓

こんにちは。岩手県北上市在住の整理収納アドバイザー金田玲子です。
片付けが苦手だった自身が整理収納を学びキッチン収納を見直したことで、
時短・家事効率UP・家事楽につながった、という経験を元に
そのポイントをお伝えしております。
今回のテーマは「調理器具の整理整頓」です。
調理器具とは例えば
・包丁・まな板
・フライパン・お鍋
・菜箸・お玉・フライ返し・トング
・ザル・ボウル・計量カップスプーン
・ピーラー・おろし金・はさみ
・スライサー・サラダスピナー
・フードプロセッサー・ブレンダー
など…。少し挙げただけでも多種多様です。

今は便利な調理器具もたくさんあります。一方でアイテムが増えれば、都度収納の見直しも必要です。
便利グッズを買って使いにくいキッチン収納になっては元の木阿弥です。
今回は、調理器具のキッチン収納ポイントを3つお伝えします。
①そもそも適したアイテムと数か考えてみる
これは調理器具を買う時からです。ついこんな理由で買っていませんか?
・「○○専用」・・・便利そう!
・「多彩な機能」・・・使えそう!
・「今だけこの価格」・・・お得そう!
でも買ったけれど、結局
・出番は最初の数回だけ
・使いこなせない
・そもそも使う機会がない
などのご経験はないでしょうか。
そのままキッチン収納にしまいっぱなしでは、買ったお金も調理器具ももったいないですね。
また、使わない物を収納することでスペースを圧迫し、結果いつも使う物が出し入れしにくい、という状況もよく見受けられます。

買う時には「便利・使えそう・お得」に決して惑わされず
・今ある調理器具で代用はできないか
・これがないと暮らしていけないのか
・今買い足さないと困るのか
・使うならどれくらいの頻度で使うのか
など本当に使うのか、増やさないとダメなのか、自身にしっかり問いかけてみましょう。
これは今お持ちのアイテムを整理する時も同様です。
「壊れていないから置いておく」ではなく、「本当にないと困るの?」を考えてみると、ご自身にとって本当に必要かどうかが見えてきます。
アイテム数が多いキッチン収納だからこそ「いつか使うかも=なくても困らない」を念頭に判断してみましょう。
②適当に置かない
キッチン収納は大半が横長のスペース。だからこそ「使う場所に使う物を置く」が鉄則です。

例えば、
・コンロ周辺→フライパンや天ぷら鍋・菜箸やお玉など
・調理スペース→ピーラー・はさみ・計量カップなど
・シンク周辺→ザルやボウルなど
これは基本的な考え方ですが、何よりもご自身が使いやすいのが1番。
使用時になるべく歩かず取れる位置はどこか、で定位置を決めてみましょう。
定位置についてはこちらもご参照ください。
→https://www.hidamarikoubou.net/marche/column/details_9.html
③混ぜない重ねない
使う時に探したり取り出しにくいのは家事効率が下がります。
例えば菜箸やお玉などがごちゃ混ぜの場合は、引き出し内もケースで仕切るのが基本です。
ケースは個別で岩手県内の100円ショップなどでも売っています。

また、シンク下はシンク下用ラックの活用も1つの手です。
ラックは岩手県内のホームセンターでも売っています。ザルやボウルなどを重ねず出し入れしやすくなります。

よろしければこちらもご参照ください。
→https://www.hidamarikoubou.net/marche/column/details_20.html
さらに使いやすくするためには引き出しタイプへのキッチンリフォームもおすすめです。
本当に必要な調理器具を使いやすく収納する。キッチン収納の基本ですがとても大事なポイントです。ぜひ見直してみてくださいね!


金田玲子氏
東京都出身。結婚と同時に夫の故郷、岩手県北上市に移住。
元々片付けが大の苦手で、暮らしにくさが日々倍増したことから、整理収納アドバイザー講座を受講。
その経験をもとに2011年、岩手県初の整理収納コンサルティングstyle-Rを立ち上げる。
各講座やご自宅にお伺いするサポート等を通し、県内でこれまでのべ5,000名以上に「誰でもすぐできる整理収納」をお伝えしている。