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2024.8.9
夏でも快適なキッチンにするために
こんにちは。岩手県北上市在住の整理収納アドバイザー金田玲子です。
片付けが苦手だった自身が整理収納を学びキッチン収納を見直したことで、
時短・家事効率UP・家事楽につながった、という経験を元に
そのポイントをお伝えしております。
前回は「湿気に負けない収納の工夫」をお伝えしました。
https://www.hidamarikoubou.net/marche/column/details_92.html
今回のテーマは「夏でも快適なキッチンにするために」。
岩手県内でも年々、真夏日や猛暑日といった気温の高い日が増えてきました。
暑さからキッチンに立つのもつらい…という方もいらっしゃるかもしれませんね。
キッチンの暑さ対策として、キッチンリフォームでの解決も方法の1つです。
今回は暑さに負けず夏もお料理を楽しめる!そんなキッチンを目指す、キッチンリフォームのヒントを3つお伝えします。
①コンロのリフォームで暑さ対策
長年ガスコンロを使用されている方も多いと思います。お持ちの調理器具をそのまま使え、停電時も使用可能など、メリットもありますね。
ただ、ガスコンロは火を使用するため、鍋やフライパンだけでなく、周りの空気も温めます。
使用する火力や時間に比例してキッチンの室温も高くなりやすく、夏は暑さにつながります。
一方でIHクッキングヒーターは、火を使用しません。鍋やフライパンなど調理器具のみを温めるため、室温はガスコンロに比べると大きな影響を受けにくいのが特徴です。
実際に私もガスコンロからIHクッキングヒーターに変わりましたが、適切にエアコンを使用していれば、夏の調理中に汗をかくような暑さを感じることはなくなりました。
また、換気扇も長年使用されていると、換気機能が落ちている場合も。
換気扇を回しているのに暑さがこもる場合は、換気扇の見直し=リフォーム時期かもしれませんよ。
②窓を見直す
窓の大きさや位置は、室温にも大きく影響します。例えばキッチンでも、西日が当たる位置に窓があると、それだけで夏は室温上昇にもつながります。
対策として日よけのシェードやすだれを使用されているお住まいも多いですね。
一方で窓は、室内外の熱の出入りが多く起こる場所です。夏は暑く、冬は寒さも感じる場合は、窓自体を断熱性能の高い窓にリフォームするのも方法の1つです。
夏に外気温の影響を受けにくくなるだけでなく、冬は室温の暖かさが外へ逃げるのを抑えられますよ。
③キッチンを対面式にする
キッチンが、リビングダイニングとは区切られている個室のような「独立型キッチン」の場合、
来客時もお料理しやすいなどメリットがある一方、においや煙、熱がキッチンにこもりやすくなります。
一方で現在増えてきている対面式キッチンとは
■アイランド型
■ペニンシュラ型
などがありますが、いずれも熱などがこもりにくく、リビングダイニングのエアコンで冷やされた空気がキッチンにも流れますので、暑さ対策につながります。
実際に私も、独立型に近いタイプのキッチンから、吊戸棚もないペニンシュラ型に変わりましたが、
- リビングダイニングの冷気がキッチンにも回る
- 吊戸棚もないので圧迫感も熱がこもることもない
と感じています。夏でも極端な暑さを感じないため、汗をかかず快適に料理ができるようになりました。熱中症予防にもつながりますね。
毎日使うことが多いキッチンだからこそ、快適に過ごせるキッチンを目指していきたいですね。
暑さ対策のためのリフォームと言っても、合う方法はお住まいによって多岐にわたります。
「我が家はどうしたらいいかな」と思ったら、まずは陽だまり工房さんに相談してみてくださいね!
金田玲子氏
東京都出身。結婚と同時に夫の故郷、岩手県北上市に移住。
元々片付けが大の苦手で、暮らしにくさが日々倍増したことから、整理収納アドバイザー講座を受講。
その経験をもとに2011年、岩手県初の整理収納コンサルティングstyle-Rを立ち上げる。
各講座やご自宅にお伺いするサポート等を通し、県内でこれまでのべ5,000名以上に「誰でもすぐできる整理収納」をお伝えしている。