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2024.1.23
簡単レシピ「ひとりお味噌汁のもと」

簡単レシピ
「ひとりお味噌汁のもと」
byミキティママ
■ 4~5人分
昆布10cm、いりこ(大)2本(小さいものだと5~6本)、水4カップ
味噌適量、小葱、わかめ、油揚げ、あおさなどお好きな具適量

■ 作り方
1.瓶に昆布と頭を取ったいりこを入れて一晩冷蔵庫に入れておく。
(IKEAで売っている、1リットルタイプの保存瓶に我が家はいつも入れています)

2.耐熱カップに水出汁を1カップ程度入れて電子レンジで70度程度に温める。

3.お好みの具材と味噌を溶き入れたら出来上がり。


■ 今月の食材…昆布・いりこだし
昆布だし…乾いたキッチンペーパーで軽く昆布をふき、水に入れるだけでおいしい出汁がとれます。香り移りを防ぐため、蓋付きであれば蓋をし、なければラップをきっちりします。 水出しする時間は最低でも3時間ほど、できれば1晩以上浸けておくとよいです。そのくらいの時間をかければ昆布も戻って、すっきりとした味わいの自然なうま味が引き出されます。
いりこだし…材料を水の中に入れて冷蔵庫で数時間以上おいておくだけ。水の中に入れたら、ラップなどをして冷蔵庫に入れます。一晩以上おけばしっかり味が出てくれます。
火を入れてだしを取らないので、作業的に負担が少ない上に「煮干の雑味が出にくい、すっきりとした上品なだし」が特徴です。大きな片口イワシの場合は、頭とはらわたを取り、乾煎りするとより雑味のない出汁に仕上がります。
■ コラム
皆様こんにちは。2024年が始まって初めてのレシピですが、いかがお過ごしですか。お正月のご馳走から、三日とろろ、七草、鏡餅と続き、気づいたらもうスーパーマーケットはバレンタイン一色です。時の経つのは本当に早いですね。
我が家はあまり味噌汁を飲んでもらえない家でして、家族分作っても必ず残ってしまうのが悩みの種でした。残ったお味噌汁っていまいち箸がすすまない…。味噌の香りもなく、わかめがとろけてしまったり、お葱がしんなりしてしまったり…。
そんなわけで考えたのがこの、「ひとりお味噌汁のもと」です。出汁はいりこと昆布をお水に一晩入れるだけ。翌日中身を引き上げて、昆布は佃煮にしておむすびの具にしたりお弁当に添えたり。
この出汁を温めて、お好きな具と味噌を溶き入れるだけ。残った出汁は冷凍しておけばいつでもおいしいお味噌汁が飲めます。離乳食期のお子様がいるおうちでも、この出汁は本当に万能です。
また、今のシーズン受験生のお子様の夜食のおむすびにちょこっとお味噌汁を添えてあげても。これから独り立ちする子どもたちに教えてあげたい、我が家の知恵です。ぜひお試しくださいね。
今日も読んでくださりありがとうございました。ではまた、来月お会いしましょう。


中村美紀氏
福島市出身。2007年より福島県郡山市にCookingStudio I-e(イーエ)を開講し、4人の子どもたちとの忙しい毎日の中で生まれた、料理が苦手な人でも「これさえ作れば一生困らない」簡単でおいしい、再現性100%レシピを伝えている。
2021年2月に宮城県仙台市内にキッチンスタジオをオープン。
コロナ禍では「I-eオンラインサロン」を開設。
リピート率95%のオンライン料理教室を行っている。