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2023.9.20
簡単レシピ「揚げない大学いも」

簡単レシピ
「揚げない大学いも」
byミキティママ
■4人分
さつま芋2~3本(500g) ※今回は”紅こがね”という品種を使用しました。
料理酒大さじ1、油大さじ2(サラダオイルなど癖のない油であればなんでも)
A:(ざらめ糖大さじ3、みりん大さじ2、醤油小さじ2、水大さじ3)、黒ゴマ大さじ1

■作り方
1.さつまいもは洗って乱切りし、5分ほど水にさらして表面のアクをとる。

2.フライパンに多めの油を入れ、中火で焼く。油が回ったらこんにちは料理酒を入れて蓋をし、5分ほど蒸し焼きにする。ある程度火が通ったら蓋をあけて水分を飛ばすように表面がカリッとするまでしっかり焼き、一度取り出して油を切る。



3.フライパンの油をキッチンペーパーなどでふき取り、Aの調味料を入れる。中火で水分を飛ばすと徐々にとろみがついて泡が大きくなり最後にきめ細かい泡になる。飴状になったら2のさつまいもと黒ゴマをいれて強火にし、水分を飛ばしながら煮絡め、オーブンシートの上に取り出し、急冷したら出来上がり。こうするとしっかりツヤが出る。




■今月の食材…さつまいも
さつまいもの一大産地はやはり茨城ですが、時期が遅れて東北にもたくさん実ります。 焼き芋にするなら、シルクスィートなどのねっとり系、焼き芋屋さんで最も多く使われているのが紅はるか。蜜がたっぷりで焼き芋にするとしっとりとした食感で甘味が強い!!安納芋を超えるうまさと言われています。 大学芋にするなら紅こがねなどのちょっとホクホク系の品種。蜜が絡んでおいしく食べられますよ!!
■コラム
本当に暑かった2023年の夏。今年は秋野菜の高騰がちょっと心配です。なぜならば、あまりの酷暑に種を蒔いても秋野菜の芽が出なかったから。人参と大根が特に高いようで、それに続く形で他の根菜も高値になるかもしれません。 それでも食べたいのが、秋を感じるさつまいも。特に女子はさつまいもには目がありません。つぶしてスィートポテトにしたり、そのまま蒸かして食べたり焼き芋にしたり。シンプルに定番の方法で食べるのがおすすめですが、特に我が家でよく作るのがこちらの「揚げない大学芋」です。 大学芋の「揚げる」面倒くささを揚げ焼きすることでなくし、一見難しそうな蜜の作り方も配合さえわかれば失敗ナシ。子供のおやつに、お茶うけに、ぜひ活躍させてくださいね。 今月も読んでくださってありがとうございました。ではまた、来月お会いしましょう。


中村美紀氏
福島市出身。2007年より福島県郡山市にCookingStudio I-e(イーエ)を開講し、4人の子どもたちとの忙しい毎日の中で生まれた、料理が苦手な人でも「これさえ作れば一生困らない」簡単でおいしい、再現性100%レシピを伝えている。
2021年2月に宮城県仙台市内にキッチンスタジオをオープン。
コロナ禍では「I-eオンラインサロン」を開設。
リピート率95%のオンライン料理教室を行っている。