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2022.11.9
牛ばら肉のブランケット

こんにちは。ウサギボタニカの福士です。
朝晩がすっかり冷え込む季節です。
今回は、心も体も温めてくれるフランス家庭料理の定番を紹介します。
「ブランケット」とは、いわゆるホワイトシチューです。
本来は子牛肉を使うのですが、入手しやすい牛ばら肉でレシピを紹介します。
<材料> 6人分
牛ばら肉 1.5kg、水 3L、ブーケガルニ 1個 、玉葱 250g、人参 300g、長葱 2本、マッシュルーム 12個、塩 適量
<ソース>
~ブールマニエ~
バター 30g、薄力粉 30g、生クリーム 300g、牛乳 250g、塩 8g、甜菜糖 8g、黒胡椒 適量、ハーブ 適量
<作り方>
①牛ばら肉の余分な脂を取り除き、4cm角に切る。

②鍋に牛ばら肉、水を入れ、強火にかける。沸騰してきたらアクを引き、ブーケガルニを加え、紙蓋をして弱火で1時間煮る。

③玉葱を1/4カット、人参は乱切りにして、②に加え、さらに30分弱火で煮込む。

④長葱の筒切りを加え、弱火で5分煮る。
⑤煮込んだ牛ばら肉と人参、長葱を分けて取り出す。残った煮汁と玉葱を漉し、バターライス用に煮汁540g取っておく。残りの煮汁を700~800gぐらいになるまで煮詰める。

⑥ブールマニエを作る。あらかじめ室温に置いてポマード状にしたバターと薄力粉をホイッパーでしっかり混ぜる。

⑦ブールマニエのボウルに煮詰めた煮汁を200gぐらい加え、ダマにならないように良く混ぜる。煮汁にすべて混ぜて、弱火で粉気がなくなるまで加熱する。生クリーム、牛乳を加え、沸騰する前に別鍋に漉す。

⑧ソースの鍋に牛ばら肉、塩、甜菜糖を入れ軽く温め、そのまま一晩(最低でも2時間以上)おき、ソースを馴染ませる。
⑨バターライスを作る。鍋にバターを溶かし、玉葱のみじん切りを弱火で炒める。白米を加え、米が温まったら、温めておいた煮汁、塩を加える。沸騰したら、蓋をして極弱火で10分炊く。


⑩食べやすい大きさに切ったマッシュルームをバターソテーして、煮込んだ人参、長葱とソースの鍋に加え、温めて、塩、甜菜糖で味を整える。

⑪器にバターライス、ブランケットを盛り、黒胡椒、ハーブのみじん切りを添える。



福士雅巳氏
1968年、岩手県下閉伊郡山田町生まれ。
東京・四谷「オテル・ド・ミクニ」、フランス・リヨン、ボルドー、スイス・ジュネーヴのレストランで研鑽。
"ココロとカラダを美味しく整える料理"を楽しめる「ウサギボタニカ」(盛岡市・中の橋通)店主。