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2022.7.25

夏に気を付けたいキッチンの食品管理

こんにちは。岩手県北上市在住の整理収納アドバイザー金田玲子です。

片付けが苦手だった自身が整理収納を学び、キッチン収納をはじめ住まい全体の収納を見直したことで、時短・家事効率UP・家事楽につながった、という経験を元に、そのポイントをお伝えしております。

今回のテーマは「夏に気を付けたいキッチンの食品管理」です。

 

岩手県とはいえ、一気に暑くなったり、雨が続いたり…気温も湿度も高く、蒸し暑さを感じます。この時期特に気を付けたいのがキッチン収納での食品管理です。

 

調味料類は、ラベルに保存方法が記載されていますが、枠内に記載されている保存方法は、基本的には「開封前」の保存方法です。「開封後」は適した管理方法が異なるものも多く、当たり前にやっていたことが、実は適していないことも!キッチン収納の食品管理をチェックしてみましょう。

 

1、醤油

一般的なペットボトルに入っている醤油は、「開栓後は要冷蔵」が推奨されています。醤油は開栓した瞬間から空気に触れ酸化がおきます。気温が高いとさらに進みやすく、醤油の色が黒くなり、風味が落ち品質劣化にも繋がるためです。開栓後もキッチン収納にそのまましまっていませんか?

 

でも冷蔵庫には入らない!という方もいるかもしれません。醤油は開栓後1ヶ月程度で使い切るのが美味しく頂ける目安。これを機に使い切れる量にサイズダウンしてみるのもおすすめです。冷蔵庫でも管理しやすく、最後まで美味しく使い切れるようにもなります。また、「密封ボトルタイプ」に切り替えるのも方法の1つです。このタイプは醤油が空気に触れないため、開栓後もキッチン収納での常温保管が可能。開栓後の賞味期限も90日程度と長くなります。

 

 

 

 

2、みりんと料理酒

みりんには「本みりん」と「みりん風調味料」がありますが、それぞれ開栓後の保管場所が異なります。本みりんは開栓後もキッチン収納など常温保管です。一方でみりん風調味料はアルコール分が少なく保存性が低いため、開栓後は要冷蔵です。また、一般的な料理酒も開栓後は要冷蔵となります。

 

ちなみに私は冷蔵庫保管を減らせるよう、醤油は密封ボトルタイプ、みりんは小さいサイズの本みりんを購入し、キッチン収納での常温保管で美味しく使い切れるようにしています。なお、塩・砂糖・油も、開封後キッチン収納での常温保管でOKです。ただし、いずれも直射日光とコンロそばなど高温になりやすい所は避けましょう。

 

 

 

 

3、小麦粉やミックス粉

小麦粉は開封後もキッチン収納など常温保管が推奨されています。ただし、湿気はNG。開封後の保管時は密閉容器の使用がおすすめです。また、常温保管とはいえ夏場のキッチン収納で高温多湿になる可能性がある場合は、冷蔵庫保管も要検討です。その際は、取り出した時に室温との温度差で結露が発生しカビの発生原因になる場合がありますので、取り出したらすぐに冷蔵庫に戻すようにしましょう。一方で、お好み焼き粉やホットケーキミックスなどのミックス粉は、ダニの侵入繁殖を防ぐため、開封後は必ず冷蔵庫保管です。

 

 

 

 

それ以外、粉末や顆粒の調味料も、夏場は冷蔵庫保管が推奨されている物もあります。岩手県とはいえ、これからの時期は気温も湿度もさらに高くなります。これを機に、キッチン収納にある調味料等のラベルをよく見てみましょう。今は枠外に「開封後」の保存方法が記載されている商品も増えてきました。改めて確認してみると、さらに適した管理に繋がりますよ!

 

 

 


私がこの記事を書きました!
金田玲子

金田玲子氏

東京都出身。結婚と同時に夫の故郷、岩手県北上市に移住。
元々片付けが大の苦手で、暮らしにくさが日々倍増したことから、整理収納アドバイザー講座を受講。
その経験をもとに2011年、岩手県初の整理収納コンサルティングstyle-Rを立ち上げる。
各講座やご自宅にお伺いするサポート等を通し、県内でこれまでのべ5,000名以上に「誰でもすぐできる整理収納」をお伝えしている。

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