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2022.5.23
衣類収納・クローゼットの整理収納

こんにちは。岩手県北上市在住の整理収納アドバイザー金田玲子です。
片付けが苦手だった自身が整理収納を学び、キッチン収納をはじめ住まい全体の収納を見直したことで、時短・家事効率UP・家事楽につながった、という経験を元に、そのポイントをお伝えしております。
今回のテーマは「衣類収納・クローゼットの整理収納」です。
岩手県内でもだんだん暑さが加わる季節になりました。着る服も長袖から半袖の出番も増えてくる頃ですね。
衣類収納を見直す際のポイントは次の3つです。
1.賞味期限切れを収納しない
いつかは着るかも…と結局何年も着ないでしまってあるお洋服はありませんか?
でも穴が開いているわけではないし、手放すのはちょっと…。と迷う時は、まずはその場で着てみましょう。
そもそもサイズはあっていますか?肌触りはいいですか?さらに鏡でもチェックしてみます。
それを着たご自身は楽しいですか?ウキウキしますか?「これを着てすぐに出かけたい」と思ったら必要な服です。
でも「着たくない」「なんかイマイチ」と思うのであればその服は賞味期限切れ。思い出もないのであれば手放してもいい服です。
実際に着てみると、「何年も着ていない理由」が見えてきます。すると納得して手放しやすくなりますね。賞味期限内の「着たい服」だけを収納しましょう。
2.立てて収納する
衣類収納はプラスチックの引き出しケースを使用されている方も多いですね。
引き出しというのは「引き出して上から中を見る」という特性がありますので、中でたくさん服を重ねると当然下の服は見えなくなります。
さらに下の服は取り出しづらい。毎日の身支度では少しでも見つけやすく取り出しやすくしたいですね。そのためには、引き出し内の衣類は「立てて収納」が基本です。
これから活躍するTシャツ類などは立てて収納されている方も多いのではないでしょうか。それは靴下やストッキングなども同様です。
引き出し内に100円ショップのケースを入れるだけで可能になります。種類ごとに分けるとさらにわかりやすいですね。


なお、タンスなど引き出しが浅い場合は無理に立てなくてももちろんOKです。
少しずらして重ねるだけでも見えやすく取り出しやすくなります。
また、リフォームなどを機に、タンス収納からクローゼット収納に変え、引き出しもプラスチックケースに移行される方もいらっしゃいます。
プラスチックケースですと、引き出し自体も軽く、片手で開閉できますので、毎日の出し入れをより楽に、身体的負荷を軽減した衣類収納になります。
3.衣替えと防虫剤、カバーに注意
衣替えをする場合、雨の日に行うと湿度も一緒にケースに収納することに。よく晴れた日に行いましょう。
防虫剤を複数使用する場合、防虫剤の成分によって併用可能タイプと併用不可のタイプがあります。
誤った利用は衣類を傷める原因になりますので、説明書きをよく確認しましょう。
また、クリーニング屋さんからの引き取り時にかかっている透明なビニールカバー。そのままかけっぱなしで収納していませんか?
あのビニールカバーはあくまで持ち運び時の汚れ防止です。長期保管には適していません。家に帰ったらすぐに外しましょう。
埃除けにカバーをかけたい場合は、通気性のよい不織布タイプなどのカバーをかけます。簡易なものは100円ショップでも購入可能ですよ。
キッチン収納を見直しながら、毎日の身支度が楽しくなる衣類収納も目指したいですね!


金田玲子氏
東京都出身。結婚と同時に夫の故郷、岩手県北上市に移住。
元々片付けが大の苦手で、暮らしにくさが日々倍増したことから、整理収納アドバイザー講座を受講。
その経験をもとに2011年、岩手県初の整理収納コンサルティングstyle-Rを立ち上げる。
各講座やご自宅にお伺いするサポート等を通し、県内でこれまでのべ5,000名以上に「誰でもすぐできる整理収納」をお伝えしている。