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2022.2.24

新生活に向けた整理収納のヒント

こんにちは。岩手県北上市在住の整理収納アドバイザー金田玲子です。片付けが苦手だった自身が整理収納を学び、住まいの収納を見直したことで、時短・家事効率UP・家事楽につながった、という経験を元に、そのポイントをお伝えしております。
今回のテーマは「新生活に向けた整理収納のヒント」です。
今時期は、進学・就職・転勤・転職など暮らしに変化が出やすい時。新生活に向け、ご自身やご家族がお引っ越しをされる、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな新生活を迎えるにあたっての整理収納ポイントを2つお伝えします。

 

 

1、お引っ越しをする側のポイント
「とにかく分ける」

引っ越し日が迫ってくると「とりあえず」と不要な物も何でもまとめて新居に移動させがち。でも当然、その分費用がかかります。運ぶ労力はもちろん、新居に不要な物を置くスペースや家賃ももったいない。でもバタバタして片付かず、新生活はいつまでも段ボールとの共同生活…というのはよくある話です。
本来は荷造り時に全て物を見直し、不要な物は新生活に持ち込まないのがベスト。でも時間的にどうしても難しい場合は、とにかく「分ける」ことを徹底しましょう。

 

 

場所別、アイテム別に分けるのはもちろん、「すぐに使う物」「すぐには使わない物」と使用頻度別で箱を分ける。さらに「処分判断に迷う物」は別箱にする。箱ごとに区別されていれば、新居でまずどの箱を開ければよいか優先順位がわかります。特にすぐ使うキッチン、リビングダイニングなど日常的に使う物が多いスペースの物は、箱で細かく分けておきましょう。それだけで新生活の探し物も減ります。一方、処分判断に迷う箱は、納戸などに入れて、新生活が落ち着いてきた1ヶ月後にきちんと見直す、と決めればしまいっぱなしも防げます。

 

 

2、ご家族を送り出す側のポイント

 


例えばお子さんが新生活のタイミングで家を出ることで、お住まいはまた夫婦二人暮らしになる、という家族構成の変化も起こります。その時こそ、住まいの物を改めて見直すタイミングです。
キッチンの食器も、これまでは大人数分まとめて管理が必要だった物も、夫婦2人暮らしになれば普段使いの数は変わります。

 

 

食器棚は腰高から目線までの高さが最も負担なく出し入れしやすい収納位置です。例えば、そこにたくさんの食器がまとめて収納されていて、よく使う食器が取り出しにくい状況であれば、よく使う2人分を最優先に使いやすい高さに収納し、それ以外の、ご家族が帰ってきた時に使う食器は下の方や上の方に「ご家族用」としてまとめて収納する。というのも考え方の1つです。
すると、普段使いの食器は毎日出し入れしやすく、またご家族が帰っていらっしゃったときも、必要な食器はすぐに取り出せます。

 


私たちはライフステージやライフスタイルの変化があります。暮らしが変われば、必要な物、必要な数も変わります。
新生活を迎える今の時期こそ、見直しの機会ととらえ、新生活のご自身に本当に必要な物とつき合えるよう見直す。そして、これからのご自身の暮らしにあった使いやすい収納を考えていきたいですね!


私がこの記事を書きました!
金田玲子

金田玲子氏

東京都出身。結婚と同時に夫の故郷、岩手県北上市に移住。
元々片付けが大の苦手で、暮らしにくさが日々倍増したことから、整理収納アドバイザー講座を受講。
その経験をもとに2011年、岩手県初の整理収納コンサルティングstyle-Rを立ち上げる。
各講座やご自宅にお伺いするサポート等を通し、県内でこれまでのべ5,000名以上に「誰でもすぐできる整理収納」をお伝えしている。

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