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2022.4.28
簡単レシピ「菊芋のポタージュ」

簡単レシピ
「菊芋のポタージュ」
byミキティママ
■材料(4人分)
菊芋300g、新玉ねぎ1個、オリーブオイル大さじ1、
鶏ガラスープの素小さじ1、塩・こしょう少々、牛乳200ml、水300ml
桜の塩漬け4つ、蕗の薹のオイル漬け適宜(なくてもよい)

■作り方
-
下処理
菊芋は皮を剥いてスライスし、水にさらす。新玉ねぎは皮を剥いてざく切りにする。 -
炒めて煮る
鍋にオリーブオイルをひいて新玉ねぎを入れ、最初は中火で徐々に弱火にし、じっくりと炒める。菊芋を加えてさらに透明になるまで炒め、水と鶏ガラスープを入れて10分、菊芋が柔らかくなるまで煮る。 -
すりつぶして仕上げる
ブレンダーなどですりつぶし、牛乳を入れて温め、塩抜きした桜の塩漬けと蕗の薹のオイル漬け、オリーブオイルをのせたら出来上がり。
■今月の食材・・・菊芋
使い方がいまいちよくわからないと言われている菊芋。今が最盛期です。菊芋には「天然のインシュリン」といわれる「イヌリン」という成分を豊富に含んでいることから、最近では美容や健康面から注目を集めつつある野菜の1つ。
キク科ヒマワリ属の多年草で、食用とされるのはその肥大した根の部分です。北アメリカが原産とされ、日本には江戸時代末期に家畜の飼料用として導入され、「豚いも」とも呼ばれていたそうです。
みなさんこんにちは。 福島出身、宮城県仙台市在住の料理研究家、ミキティママこと中村美紀と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
いよいよGWですが、皆様何かお出かけの予定はありますか?
コロナ禍ではありますが、ワクチンの普及率が上がってきたこともあってか、昨年と比べて1.7倍の人出があるという風に予想されています。
先日丸森町にある熟成肉のお店「Es」さんにお伺いしまして、菊芋のポタージュを出していただきました。
使い勝手がいまいちわからないと言われるこの菊芋ですが、きんぴらやそのまま揚げてチップスにと、実は使い道の幅広い食材です。
私は特にこの「菊芋のポタージュ」が大好きです。理由は、ごぼうに似た土の香りと、甘みを楽しめるから。
そんな菊芋、実はすごいスグレモノ食材なんです。
菊芋に含まれるイヌリンは体内で水に溶けるとゲル状になって余分な糖質を包み込み、結果的に消化・吸収を阻害すると言われています。菊芋は野菜の中で最も「イヌリン」を多く含む食材だと言われています。
イヌリンの他カリウムも大変豊富に含まれており、むくみ防止・代謝促進にもつながります。
意外と知られていないこの菊芋の効能。スーパーなどで見つけたらぜひ食べてみてください。
ではまた、来月をお楽しみに。


中村美紀氏
福島市出身。2007年より福島県郡山市にCookingStudio I-e(イーエ)を開講し、4人の子どもたちとの忙しい毎日の中で生まれた、料理が苦手な人でも「これさえ作れば一生困らない」簡単でおいしい、再現性100%レシピを伝えている。
2021年2月に宮城県仙台市内にキッチンスタジオをオープン。
コロナ禍では「I-eオンラインサロン」を開設。
リピート率95%のオンライン料理教室を行っている。