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2022.4.21
菜の花の自家製生ベーコン巻き

こんにちは。ウサギボタニカの福士です。
今回は、旬の地物の菜の花を生ベーコンで焼いて、香ばしく焼きます!
生ベーコンの脂の旨味と菜の花のほろ苦さが最高の相性です。
<材料> 2人分
=生ベーコン(作りやすい量)=
豚ばら肉ブロック 500~600g
漬け込みスパイス塩(塩 50g、グラニュー糖 25g、ねずの実 5粒、タイム 2枝、ローリエ 2枚)
菜の花 10〜15本
オリーブオイル 適量
塩 適量
胡椒 適量
<作り方>
①生ベーコンを作る。漬け込みスパイス塩を用意する。
塩、グラニュー糖、砕いたねずの実、タイム、ローリエをボールで混ぜ合わせ、豚ばら肉ブロックに擦り込む様にまぶす。
冷蔵庫で12時間漬け込む。


②スパイス塩を水で洗い流し、深い容器に入れ、1時間流水にさらす。

③キッチンペーパーでよく水気を拭き取り、一日干す。肉の表面が乾いてベタベタしなくなったら出来上がり。


④菜の花を塩茹でして、氷水で冷やす。水気を切っておく。

⑤生ベーコンを薄くスライスして、束ねた菜の花に巻き付ける。タコ糸で縛る。

⑥温めたフライパンにオリーブオイルを引いて焼く。

⑦全面が香ばしく焼けたら、キッチンペーパーの上に取り出し、タコ糸を取る。

⑧食べやすい大きさに切って盛り付ける。塩、胡椒、取っておいた菜の花の花びらを飾る。

〜ポイント1〜
菜の花の茎の下の部分を切って、水に30分ほどつけると水を吸い上げてシャキッとみずみずしくなります。室温が暖かければ蕾が開いて花が咲きますよ!
〜ポイント2〜
生ベーコンの塊をスライスする前に、30分ほど冷凍庫に入れて半冷凍状態にしてから切ると、歪まずに真っ直ぐに切りやすくなります!
残った生ベーコンはスライスして冷凍しておくと次に使うときに便利です。
手作りの肉加工品は面倒だと思っていませんか?
イタリア料理でよく使われる生ベーコン、「パンチェッタ」に挑戦しましょう!
これを燻製にかけるとベーコンになりますが、ご家庭で燻製までするとそれなりの手間と道具が必要になってきます。
その手前の塩漬けならばそれほど難しくありません。
フランスやイタリアの家庭では、手作りして常備している身近な保存食。
これでカルボナーラを作ると本格的な味に仕上がるし、ベーコンエッグの代わりにしてももちろんOK!
手作りすると、市販のベーコンでは満足できなくなりますよ。


福士雅巳氏
1968年、岩手県下閉伊郡山田町生まれ。
東京・四谷「オテル・ド・ミクニ」、フランス・リヨン、ボルドー、スイス・ジュネーヴのレストランで研鑽。
"ココロとカラダを美味しく整える料理"を楽しめる「ウサギボタニカ」(盛岡市・中の橋通)店主。