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2021.9.28

すぐに使えるダイニングスペースにしよう

こんにちは。岩手県北上市在住の整理収納アドバイザー金田玲子です。
片付けが苦手だった自身が整理収納を学び、住まいの収納を見直したことで、時短・家事効率UP・家事楽につながった、という経験を元に、そのポイントをお伝えしております。
今回のテーマはダイニングスペースです。ダイニングは本来「食事をすること」が主目的です。が、テーブルの上には、食事で使う以外の物も置かれていませんか?新聞・チラシ・眼鏡・薬・DM・書類・文房具…最初は端の方に置いていても、気づけば中央付近まで浸食。食事のたびに物をどかさないと食べることができない、というお家も多いものです。それを解決するヒントを3つお伝えします。

 

1、置きやすいスペースだと認識する

 

「つい置いてしまう」。そうなのです。そもそもダイニングは帰宅後すぐに向かいやすい=動線上のスペース。しかもテーブルという「置きやすい平面」が広がっている。だから無意識に持っているDMなどを置いてしまうのです。
また、ダイニングテーブルは食事以外にも、新聞を読む・献立を考える・薬を飲む・書類に記入する…など、日々のちょっとした作業にも使いますよね。 スペースあるし、また使うからとりあえず置いておこう、と増えがちです。 さらに、腰の高さのテーブルはかがむなど身体的負荷なく置きやすい高さです。つまり、そもそもダイニングテーブルは置きやすいスペースだから置いてしまうのだ、と理由がわかれば納得もできますし次の解決策も見えてきます。

 

 

2、置き場所を明確に作る

 

置きやすいテーブルに「置かないようにしたい」場合は、今テーブルに置いている物の全てに対し、別の置き場所を作る必要があります。よく「物の住所を決める」と言いますが、なんとなく置いてしまっているのは住所が決まっていないから。放浪中の状態です。だから、置きやすいテーブルにとりあえず一泊、気づいたら連泊して定住しているという状態です。別の定住場所=収納位置を検討してみましょう。ただし、使うスペースから離れるほどに使いにくくなります。なるべく動線が短くて済む場所を確保し移動してみましょう。
一方で、ここが置きやすいからダイニングテーブルの端は文房具コーナーにしてしまう、というのも方法の1つです。 ただし、なんとなく置くと「つい置いてしまっている」感が出ます。トレーやペン立てを置き「ここは文房具コーナーにしています」と明確に位置付ける=そこを住所にすると、適当に置いている感は払しょくできます。

 

 

3、家族と一緒に考え見直す

 

自分の物であれば、自分で住所を見直せばいいのですが、例えば文房具や爪切りなどご家族共通で使う物、あるいはご家族の持ち物について急に置き場所を変えたり決めたりするとご家族は混乱します。見直したいならまずは「置き場所をあっちに変えたいと思っているけれどあなたはどう思う?」とご家族に相談、意見を聞いてみましょう。その上で、同意が得られたら変えてみる。引っ越したことを伝え、元に戻す意識を持ってもらう。やってみて出し入れしづらいようであればまた相談検討すればいいのです。家族も使うスペースだからこそ、相談して進めるとご家族も納得し協力してもらいやすくなります。
朝起きたときにすっきりきれいなテーブルが目に入るだけで、気分よく1日をスタートさせることもできます。ぜひ見直していきたいですね♪

 


私がこの記事を書きました!
金田玲子

金田玲子氏

東京都出身。結婚と同時に夫の故郷、岩手県北上市に移住。
元々片付けが大の苦手で、暮らしにくさが日々倍増したことから、整理収納アドバイザー講座を受講。
その経験をもとに2011年、岩手県初の整理収納コンサルティングstyle-Rを立ち上げる。
各講座やご自宅にお伺いするサポート等を通し、県内でこれまでのべ5,000名以上に「誰でもすぐできる整理収納」をお伝えしている。

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