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2025.8.19

家族全員が満足できるキッチンレイアウト

こんにちは。岩手県北上市在住の整理収納アドバイザー金田玲子です。
片付けが苦手だった自身が整理収納を学びキッチン収納を見直したことで、時短・家事効率UP・家事楽につながった、という経験を元にそのポイントをお伝えしております。
今回のテーマは「 家族全員が満足できるキッチンレイアウト 」。
共働き世帯の割合が増え、家事は女性だけでなく家族みんなで分担して行うもの、という認識もだいぶ広まりました。
また、
- お子さんお孫さんのご様子を見ながらお料理をしたい
- 家族も一緒に準備片付けができるキッチンにしたい
- 定年後に趣味だったお料理を日々楽しみたい などのお声もよく伺います。
などのお声もよく伺います。
そこで今回は、「家族全員が満足できるキッチンレイアウト」にするキッチンリフォームのヒントを3つお伝えします。
①キッチンの配置を見直す
例えば、壁付けのキッチンや独立型キッチンの場合

お料理に向き合うにはよい空間ですが
- 家族とのコミュニケーションが取りづらい
- 作業スペースや空間が限られる などのデメリットもあります。
などのデメリットもあります。
家族とのコミュニケーションや、家族の同時作業を優先させたい場合は、対面キッチンのレイアウトがおすすめです。

リビングダイニングと空間が一体となることで家族とのやり取りがしやすく、作業や収納スペースもより確保しやすくなります。
②キッチンの形を見直す
キッチンの形によって特徴が異なります。
■ アイランド型キッチン

いわゆる回遊型で、動線と空間の確保がしやすく、複数人での調理作業がしやすいのが特徴です。一方でオープンな空間のため、物の管理状況によっては雑然と見えることも。
■ ペニンシュラ型キッチン

片側が壁付けのタイプ。キッチン前にカウンターがある場合も多く、手元は見えにくくしながらもコミュニケーションは図りやすくなります。一方で横長のため場合によっては動線が長くなることも。
■ L字型キッチン

L字形状のため作業動線が短く効率がよい上、複数人での作業もしやすいと言われています。一方で広い空間確保が必要で、デッドスペースとなるコーナーの活用を計画的に検討することが必要です。
また、対面キッチンを使っている私個人の感想ですが
- IHクッキングヒーターは平らなため、簡単な作業スペースとしても活用可能。
- キッチン前にカウンターがあると、切る前後の食材置きや、完成した料理の一時置きにも使用できスペースを有効活用できます。
キッチンリフォームを検討する際は、見た目だけでなく理想の暮らしや実作業と照らし合わせて検討すると、ご家族にあったキッチンに近づきます。
③通路幅の確保は必須
体格によって違いますが、一般的に
- 人の横向きの幅は45cm程度必要
- 人が正面を向いて通れる幅は60cm程度必要
と言われています。つまり、キッチンで作業している人の後ろをスムーズに通るには、通路幅は少なくとも100cm程度は必要です。
ちなみに我が家の通路幅はちょうど100cmです。

食器洗いをしている夫の後ろを私が通っても支障はありません。通路幅の確保は、複数人での同時作業時には必須と感じています。
何を優先させるか、どのようにキッチンで過ごしたいかに合わせてキッチンレイアウトを検討し、家族みんなが満足するキッチンリフォームを実現していきたいですね。岩手県の皆さんはぜひキッチンリフォームのプロ、陽だまり工房さんに相談してみてくださいね!


金田玲子氏
東京都出身。結婚と同時に夫の故郷、岩手県北上市に移住。
元々片付けが大の苦手で、暮らしにくさが日々倍増したことから、整理収納アドバイザー講座を受講。
その経験をもとに2011年、岩手県初の整理収納コンサルティングstyle-Rを立ち上げる。
各講座やご自宅にお伺いするサポート等を通し、県内でこれまでのべ5,000名以上に「誰でもすぐできる整理収納」をお伝えしている。