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2025.4.14
新しいシーズンに向けた整理整頓のコツ

こんにちは。岩手県北上市在住の整理収納アドバイザー金田玲子です。
片付けが苦手だった自身が整理収納を学びキッチン収納を見直したことで、時短・家事効率UP・家事楽につながった、という経験を元にそのポイントをお伝えしております。
今回のテーマは「新しいシーズンに向けた整理整頓のコツ」です。
4月になり新年度を迎えました。ライフスタイルやライフステージなど暮らしの変化が起きやすい時期ですね。また、4月を境にさらなる物価高騰も話題です。
今回は、これからの整理整頓のためにまず見直しておきたい!キッチン収納の「適正量」について、ポイントを2つお伝えします。
今こそキッチン収納の見直し①「食品の適正量」
今やスーパーに行く度に値上がりで驚くこともしばしば。食費は少しでも抑えたいですよね。
でも買ったけれど結局食べなかった、賞味期限が過ぎた、ということはありませんか?

キッチン収納には実に多種多様な食品があります。
- 日々消費する生鮮食品
- しばらく置く調味料や乾物類
- 消費ペースがバラバラなインスタント食品やお菓子
など・・・。
かつ期限もバラバラです。当然、食品が増えるほどキッチン収納での管理把握も難しくなります。これを機に、今まで当たり前だった食品の数と量=適正量を見直してみましょう。

例えば私の場合は、常時冷蔵庫にある
- ドレッシングは最大3種類
- 焼き肉のタレは2種類まで
と決めています。
以前は多くの調味料がありましたが、管理しきれず期限切れが多数発生。
「買ったらその分管理と消費が必要・ムダも発生しやすい」ことを痛感し、今は自分が管理把握、消費できる数以上は買わないようにしています。
また、管理する「量」も減らしています。例えば、料理酒やめんつゆは、1リットルから500ミリボトルに変えました。いずれも「開封後」の賞味期限は実は1ヶ月程度です。
夫と二人暮らしの我が家にはちょうど使いきれる量で、収納スペースもコンパクトになりました。

もちろん、家族構成や料理の種類によって適正量は全く異なりますが、新年度で家族構成が変わるのを機に、当たり前に買っていた数や量を見直してみると、お金も食品もキッチン収納スペースのムダも、減らせるかもしれませんよ。
今こそキッチン収納の見直し②「キッチンツールの適正量」
同様に、キッチンツールも見直してみましょう。
- キッチンの鍋やフライパン、ボウルやお玉
- 食器棚のお皿やお箸
たくさんあるけれど、使うのはいつも手前の同じもの

あるいは
- 便利なキッチングッズ色々あるけれど1回使ってしまいっぱなし
- ブレンダーなど前は使っていたけれど今は使っていない
などはありませんか?

明らかに何年も使っていないキッチンツールは、使っていない理由があるはずです。
- 大き過ぎる・重い・小さい
- こんなに数は必要ない
- 使わなくても支障がなかった
- 作る料理が変わってきた
など。
どんなに「使える」状態の物でも、「使わない」のであれば、それは手放しても暮らしには困らないかも。

必要以上にあることで、限りあるキッチン収納スペースを圧迫し、使いにくくなっている方がもったいない!
今こそ見直し整理整頓して、これからさらに使いやすいキッチン収納を目指していきましょう♪


金田玲子氏
東京都出身。結婚と同時に夫の故郷、岩手県北上市に移住。
元々片付けが大の苦手で、暮らしにくさが日々倍増したことから、整理収納アドバイザー講座を受講。
その経験をもとに2011年、岩手県初の整理収納コンサルティングstyle-Rを立ち上げる。
各講座やご自宅にお伺いするサポート等を通し、県内でこれまでのべ5,000名以上に「誰でもすぐできる整理収納」をお伝えしている。