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2020.6.16

脱・片付け下手!暮らしをもっと楽しむためのキッチン収納

はじめまして!
岩手県北上市在住の金田玲子と申します。
片付け下手を克服し、快適に暮らせるようになった経験を元に、
「整理収納アドバイザー」として
岩手県内を中心に活動をしております。

この度「キッチン収納」をテーマに定期的に
コラムを書かせていただくことになりました。
皆様のより快適な暮らしに向け、
少しでもお役に立てましたら幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。

第1回目は自己紹介も兼ねながら、
キッチン収納のキホン的考え方について
お伝えしたいと思います。

 

昔は片付けがとにかく苦手だった

私は今でこそ、整理収納アドバイザーとして
様々な整理収納方法をお伝えしておりますが、
実はキッチン収納は、
以前の私にとっては「大きな挫折の始まり」でした。
元々は片付けがとにかく苦手で、
東京の実家では、自室は足の踏み場がない状態。
収納本を見てもその通りにはならない。
片付けてもすぐに元通り。
センスがないから仕方がないと思っていました。

 


 

でも主婦になり家事をするようになったら、
何となく片付けもできるようになるのでは、
と淡い期待を胸に、結婚と同時に
主人の故郷である岩手県に移住しました。
当時、小さなアパートに引っ越しましたが、
収納の悩みは家のあちらこちらですぐに発生しました。
スペースが狭い…
物が入りきらない…
どう入れたらいいのかわからない…。
その中でも特にキッチンは、
そもそもスペースに対して
「必要な物の種類、数がとても多い」空間です。

 

多種多様なキッチン用品は難易度が高め

例えば皆さんのお家でも、
お鍋だけでも「大中小」など数種類ありませんか?
その上、ざる・ボウルなどの「調理道具」、
多種類の「お皿」、
電子レンジ・炊飯器などの「家電」
油・お塩などの「調味料」、
乾物・缶詰などの「食品ストック」、
そしてゴミ袋・洗剤などの「掃除道具」まで…。

 


 

種類もサイズも多種多様。
たくさんの物を、限られた空間に
収めなければなりません。
つまり、無計画に収納すると
途端に立ち行かなくなる空間なのです。

 

一見、大容量だけど・・・

当時の我が家のキッチンには、
シンクやコンロ下に観音扉タイプで
高さも奥行きもある収納スペースがあり、
一見大容量に見えました。
が、必要な物をどんどん買い足していった結果
あっという間に収納スペースはパンクしました。
でもどうにか収納しようと自分なりに工夫しました。

 


 

とにかく重ねて押し込むは✕

鍋などはとにかく入るところを見つけては
押し込みました。
お皿は絶妙なバランスで上に重ねました。
食材は隙間を見つけてはパズルのように
しまい込みました。
運よく吊戸棚があったので、
1番上までぎっしり使いました。

そんな中で、毎日毎食の食事作りはやってきます。
元々料理もできませんでしたので
(よくそれで嫁いだなと自分でも思いますが(笑))
ただでさえ食事作りに頭を悩ませていた上に、
何とか押し込んだこのキッチン収納環境が、
さらに私に追い打ちをかけました。

 


 

毎日のストレスとの戦い…

料理を始めるにも、先日買ってきた
食材が見つかりません。
「確かこの辺に入れたはずなのに…」と
あちこち開けて見つけるのに5分。
調理を始めるも、
ボウルや調味料など取り出すのにウロウロ。
下に入っている鍋を取ろうとすると、
手前の物をどかし、かがんで取りだすのも大変。


やっと料理が完成して今度はお皿を取り出すにも、
上のお皿をどかし、下のお皿を取り、
また元に戻して…。
あぁぁ面倒くさい!!
料理の「準備をする」「材料を切る」「調理する」
「お皿に盛る」という各工程で
毎回ストレスが発生していました。


少しでも解消しようと、
また本を参考に収納グッズを買い工夫をするものの
何だかイマイチ。
逆に突っ張り棒やら、かごやら、フックやら
グッズが増え続け、さらにスペースを圧迫。
どうしていいのかわからない状態でした。

 


 

片付いていないキッチンのデメリット

キッチン収納が上手くいかないと
大きく3つのデメリットが発生します。
1つ目は「時間がかかる」こと。
探し物をし、物の出し入れも時間がかかるので、
結果、家事効率は下がるばかりでした。


2つ目は「無駄な出費」。
ヒジキなど乾物類がないと思い買ってきたら、
奥から以前買ってきたのが出てきた…
しかも賞味期限が切れている…ということも。
お金も食材も無駄にしていました。


3つ目は「とにかくストレス」。
ごちゃごちゃしたキッチンに立つのが嫌で、
でも毎日の食事は作らないわけにはいかなくて…
という狭間で日々憂鬱、イライラが募るばかり。
こうして私の料理嫌いにさらに拍車がかかりました。


そんな暮らしが1年程続き、
「もう無理だ!どうにかして暮らしやすくしたい」
と思ったときに
たまたま見つけた「整理収納アドバイザー2級」
という講座を受講しました。

 


 

片付け下手を脱却して家事効率UP!

整理収納の基礎から応用実例までを
学べる講座でしたが、
そこで学んだ知識を活かし、
キッチン収納を自分なりに
少しずつ見直していきました。

その上で、キッチン環境が変わったことで、
結果取り出しやすく戻しやすい・探し物なし・
無駄な出費なし・ストレス軽減の
キッチンに変えることができました。
料理という家事がグッと楽になり、
以前より楽しくなりました。
片付けやすくなったので、 夫も以前に増して、
家事に協力してくれるようになりました。
トータルで時短と家事効率UPにつながり、
空いた時間を趣味などに
ゆっくり使えるようになりました。

 

収納を見直して、暮らしをもっと楽しく

キッチン収納環境を整えることで、
スペースのゆとりだけでなく時間と心のゆとりができ、
暮らしをもっと楽しめるようになったのです。

キッチンは毎日使う場所。
だからこそ収納を見直すことで、

これほどまでに暮らしが変わるのかと実感しました。
では、実際にどんな見直しを行ったのか。
自身の経験も踏まえ、
次回からお伝えしていきたいと思います!


私がこの記事を書きました!
金田玲子

金田玲子氏

東京都出身。結婚と同時に夫の故郷、岩手県北上市に移住。
元々片付けが大の苦手で、暮らしにくさが日々倍増したことから、整理収納アドバイザー講座を受講。
その経験をもとに2011年、岩手県初の整理収納コンサルティングstyle-Rを立ち上げる。
各講座やご自宅にお伺いするサポート等を通し、県内でこれまでのべ5,000名以上に「誰でもすぐできる整理収納」をお伝えしている。

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