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2025.9.23
「きのこの炊き込みごはん」簡単節約レシピ!

東北のミキティママこと中村美紀さんがお届けするお料理コラム連載です!3ステップでかんたんな節約レシピをぜひお試しください。
「きのこ炊き込みごはん」簡単レシピ!
材料:(4人分)
米2合、鶏もも肉80g、しめじ80g、人参1/3本、生姜1片、干し椎茸1個、
A:調味料…醤油大さじ1+1/2、料理酒大さじ1、みりん大さじ1、塩小さじ1/3、椎茸の戻し汁1カップ

作り方
準備: 米は研いで水を切っておく。鶏ももは細かく切って、塩と料理酒1/2を入れて下味をつけておく。干し椎茸は水に浸してもどしておき、戻し汁は取っておく。


①しめじは石突を取って小房に分ける。人参、生姜は千切り、椎茸は石突を取ってスライスしておく。


②お米を炊飯器にセットし、椎茸の戻し汁を入れて15分ほど浸水させる。

③その他の調味料と150mlの水を入れてよく混ぜ、鶏肉、生姜、人参、椎茸、きのこを入れて普通に炊いたら出来上がり。
※炊飯専用土鍋、長谷園のかまどさんでよく炊き込みごはんをします。その場合は浸水20分、12分強火で加熱、20分蒸らすと完成!!そのまま食卓に出しても映えますよ。




新米
新米の収穫時期は主に10月頃から11月中旬くらいまで。その年の年度末、12月31日までを「新米」として表記できます。昔は「新米は水分量が多いので少し水の下限を減らして炊く」のが常識でしたが、近年はお米の保管技術や精米技術の向上により、新米以外の時期もお米の内部の水分量が維持できているので、炊飯時の水加減を大幅に変える必要はありません。炊飯器ならばそのままの水の量でOK。
(引用:https://mi-journey.jp/foodie/99458/)
コラム
まだまだ残暑厳しい仙台ですが、すっかり秋の様子。先ほど外を見たら、2匹のとんぼが連なって飛んでいました。思えば幼少期、田舎育ちの私はこの稲刈り前の季節、ランドセルを背負い、田んぼのあぜ道を歩きながら群れるように飛ぶとんぼたちを当たり前に眺めていたなあと思います。黄金色に揺れるたわわな稲穂のある風景があんなにも贅沢なものだとは大人になるまで夢にも思いませんでした。農耕民族である日本の四季の美しさというのは、田んぼとともにあるのだよなぁとよき年になってしみじみ感じているところです。
さて、今回のレシピは、「きのこの炊き込みごはん」。新米の季節、前の年の古米を美味しく食べる方法として受け継がれているのがこの炊き込みごはんです。古米はどうしても水分量が減るのでパサついて新米に比べて食べにくくなるということで、味付けをしてたくさんの具材とともに炊き込む「炊き込みごはん」がこの季節の風物詩となりました。今回はとてもシンプルな五目タイプの炊き込みごはんですが、さんまを丸ごと入れたり、はたまたチャーシューを切って中華風に炊き込んでみたり。高菜とじゃこなんかもいいですね。炊き込みごはんの可能性は無限大なので、ぜひいろいろ試してみてください。ではまた来月。


中村美紀氏
福島市出身。2007年より福島県郡山市にCookingStudio I-e(イーエ)を開講し、4人の子どもたちとの忙しい毎日の中で生まれた、料理が苦手な人でも「これさえ作れば一生困らない」簡単でおいしい、再現性100%レシピを伝えている。
2021年2月に宮城県仙台市内にキッチンスタジオをオープン。
コロナ禍では「I-eオンラインサロン」を開設。
リピート率95%のオンライン料理教室を行っている。